2025 テーマ
- kamigori30
- 8月8日
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会長の時間
荒木会員、入会おめでとうございます。これから、ロータリークラブでの活動を楽しみましょう。
今日はこの後13時30分からシルバー人材センターの会議がありますので、途中退席します。そのため、食事前に会長スピーチをさせていただきたいと思います。
(シルバー人材センターについて)
皆さんは会社を経営したり、個人で事業をしたりされていますので、シルバー人材センターの会員になることはないと思います。そこで、今日はシルバー人材センターのことについて少しお話してみたいと思います。
上郡佐用地区には2つのセンターがあります。佐用地区は佐用シルバー人材センター、上郡地区は相生上郡広域シルバー人材センターとなります。
わたしは、相生上郡広域シルバー人材センターの会員です。
ロータリーとシルバーの両方の会員になっている方はほとんどいないのではないかと思います。シルバー会員の中に県会議員をされている方もいらっしゃいます。
(シルバー人材センターとは何か?)
高齢社会を迎えた今日、定年退職後等においても社会参加や健康維持、生きがいの充実のため臨時的・短期的就業や軽易な仕事を希望する高年齢者が増えていることを背景に地域社会との連携・協力により、こうした高年齢者を会員とし、その知識・経験・能力を生かした臨時的・短期的・軽易な業務を、事業所・一般家庭・行政機関から受注し、会員の経験・技能に応じた仕事の提供・調整を行う機関として、法に基づき設立された公益法人です。入会は原則60歳以上。シルバー人材センターは、自主・自立・共働・共助の理念のもと、全国自治体ごとに設立された公益法人です。
簡単にいえば、
働く意欲のある健康な60歳以上の者を会員とし、働く場所を提供する組織として設立された公益法人です。
会員となりますと、仕事のあっせんがあります。仕事の内容は、主に草取りや草苅、庭木の剪定、家事手伝い、訪問介護等などです。そのほかにもさまざまな仕事があるみたいです。
ただし、年会費(3600円)が必要となります。
センターは利用契約をもとに、「会員業務仕様書」を作成し、会員に就業条件を明示します。会員が就業条件に同意すれば、発注者と会員の間に請負委任契約関係が生じます。これにより、発注者・センター・会員間の包括的な関係が成立します。
センターの会員は請負委任契約の報酬は、雑所得となります。
フリーランス法が施行されていますので、発注者からセンターへの支払いは、「センター業務委託料(事務費)」と「会員業務委託料(会員の報酬)」の2つで構成されています。
「センター業務委託料」は、シルバー人材センターの事務費(手数料)です。センターは適格請求書発行事業者のため消費税に係る適格請求書(インボイス)を交付します。
「会員業務委託料」については、会員の請負に係る報酬のことです。センターを経由するものの、発注者が会員に対して支払う形となります。会員が消費税免税事業者のため消費税に係る適格請求書(インボイス)を発行することができません。というのも、シルバー会員は基本的に年間の課税売上高が1,000万円以下の「消費税免税事業者」であるため、インボイス登録をしていません。そのため適格請求書(インボイス)を発行することができない)。したがって、会員業務委託料については、消費税の仕入税額控除が適用されません ので注意が必要となります。
皆さんの会社の中にはシルバーに仕事を依頼されているところもあるかと思いますが、まだのところは佐用又は相生上郡シルバー人材センターの活用を考えてみてください。
ところで、シルバー人材センターも会員の減少に見舞われています。
会員数は佐用が205名(R6.3)相生上郡が511名(R7.3)ですが、相生上郡の会員数は令和元年と比較しますと約120名減少しています。
高齢化が進んでいる状況を考えると会員が増加してもよいと思われるのですが、定年延長等により、60歳以上の者でも仕事をされている者が増えた結果、退職が遅くなり、退職後も元気な方が減少していることが原因の一つとしてあげられるそうです。
シルバーに限らず、組織の活性化には会員の増加が必要だと思い、これはロータリークラブにも当てはまることだと思っています。そのためにも、クラブ、団体の魅力を増加させることが必要であると思っています。





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